筋ジストロフィー(40代 女性)

状況

30代で筋ジストロフィーと診断を受ける。難聴で両耳に補聴器をつけているが、左しか聞こえない。コミュニケーションは問題なく、ホワイトボードを使っての会話は可能。3月に病院へ入院するまでは支えを使っての歩行が可能だった。不慮の事故により気管切開と胃瘻を増設。嚥下のリハビリで食事をできるようになるためのトレーニングや、入院を機に下肢が弱くなったため自力歩行でPトイレに行ったり、時間のあるときは車いすへ移乗して少しでも身体を起こして活動する時間が長くなるように毎日トレーニング中。

サポート

退院をきっかけに日勤帯で介入させていただくことになりました。医療的ケア、リハビリのお声がけ、水分補給など、高齢のご両親のご負担を少しでも減らし、ご家族の皆様がそれぞれご自分の時間を作れるよう積極的にサポートしております。

効果

ヘルパーをつけるのは初めてで、最初はご本人も緊張していましたが、日々のスケジュールやヘルパーの顔ぶれが安定してきたことで徐々にリラックスしてコミュニケーションを取ることができるようになりました。また、ご両親からも少しずつ任せていただけるケアも増えて、最近では安心して出かけてくるねと言っていただけるようになってきております。ご本人も毎日足のリハビリや、ゼリーを少量ずつしっかり飲み込むことで嚥下のリハビリに励んだり、最近ではお友達にお手紙を書いたりして毎日を楽しくすごされております。